古谷優人は今年救世主となるか

古谷優人1軍デビュー
昨日(7月5日)古谷優人1軍デビュー
これまで何度か1軍昇格は経験していたがついにマウンドに上がった。
8回の裏に登板し12球で三者凡退。12球のうち変化球はスライダーの2球。
さらに10球投げたストレートのうち9球が150km/h超。
先頭の野村はセカンドライナーでアウトに取ったが、続く清水西川は空振りの三振。二人ともボールゾーンの直球を空振りしており狙い球を絞れていないようだった。3軍では160km/hを記録したこともある。スピードは古谷の大きな武器だ。
セットアッパーか先発か
古谷をどこで投げさせるかは大きな問題だ。はじめは思い切って打者との対戦に集中できるイニング限定セットアッパーが良いと思うが、一度セットアッパーとして定着してから先発に転向するのは、過去の例から見ても難しそうだ。(攝津のような大成功例もあるにはあるが・・・。)
他球団を見ても今期クローザーから先発に転向した楽天の松井祐樹は調子が上がらず再調整となっている。
これからの課題
古谷は以前から球速は注目されていたものの、制球難で上に上がれずにいた。
しかし制球難を克服したことでついに1軍マウンドへの道が開けた。
とはいえまだ球が暴れる場面が散見される。左の速球派の荒れ球は武器になった投手の成功例もある。(石井一久、菊池遊星)
またこの日投げた変化球はスライダーを2球。これでも良いのだろうがもっとブレーキの効いた変化球があると良いような気がする。(菊池遊星もほとんど直球とスライダーだがフォークやチェンジアップを使うようになって投球が安定した。)例えばシンカー左だからスクリューになるのか。もしくはチェンジアップ。古谷の代名詞になるような変化球ができれば速球とのコンビネーションで魔球となる。
これから古谷が1軍に定着して活躍できれば間違いなく今年の救世主となるだろう。
今年の古谷の成長が楽しみだ。