苔の一念岩をも通す

6月21日東京ドームセ・パ交流戦対読売ジャイアンツ1回戦
スコア
ソフトバンク│000│006│020│8
巨 人 │001│010│010│3
出場成績
1⃣ 上林誠知(中右)4打数1安打(1塁打)1打点
2⃣ 明石健志(二)5打数0安打
3⃣ 内川聖一(一)5打数0安打
4⃣ デスパイネ(左)4打数2安打
捕 高谷祐亮
5⃣ グラシアル(右)3打数1安打1四球
走左周東佑京
6⃣ 松田宣浩(三)
7⃣ 甲斐拓也(捕)
投 推野新
投 高橋純平
8⃣ 川瀬晃(遊)2打数0安打
打 福田秀平1打数1安打(1本塁打)4打点
遊 高田知季1打数0安打
9⃣ 千賀晃大(投)3打数1安打
投 嘉弥真新也
中 釜元豪1打数1安打
投手起用
【勝】先発 千賀晃大6回132球、被安打7、被本塁打1、与四死球4、失点2、自責点2
嘉弥真新也1回無失点
推野新1回1失点
高橋純平1回無失点
2回裏無死満塁のピンチをしのぐ
2回裏連続安打と四球で無死満塁のピンチを背負ったが、8番重信、9番投手メルセデスを連続三振で二死。1番亀井はセカンドライナーに打ち取り、ピンチをしのいだ
千賀ツーベースヒット
2回裏にピンチをしのいだ千賀は3回表、打席に立つとツーベースを放つ。
しかし得点には繋がらなかった。
満塁の呪いを解いたのは甲斐拓也
2点差で迎えた6回表先頭打者の上林がソロHRで1点追い上げた。
しかしそこから2アウトを簡単に取られてしまう。
デスパイネ、グラシアルが連続安打、チャンスで松田宣浩は四球を選んで二死満塁。満塁機に28打席連続無安打のホークスにまたも満塁のチャンス(ピンチ?)が訪れた。
6回表満塁の呪いを解いたのは甲斐拓也だった。
打席に向かう甲斐に森ヘッドコーチが声をかけた「岡本(三塁)下がってるな・・・」
甲斐は1球目のストレートは見逃した。そして2球目。3塁線にセーフティバント。2死。三塁走者はデスパイネ。下がって守っていた岡本は捕球までに時間がかかった。甲斐は1塁へヘッドスライディング。デスパイネはホームイン。満塁機に得点した!!更に満塁のチャンスを続けた。
このチャンスに代打福田秀平。福田は外寄りのスライダーを振り抜くと打球はスタンド上段へ。グランドスラムだ。甲斐の勇気あるスクイズで流れを持ってきた。この満塁ホームランで試合を決めた。
千賀6回132球で降板。
千賀の調子自体良くなかったのか、6回を終えるのに132球と球数を要した。
6回で降板した後は、嘉弥真新也、推野新、高橋純平と繋いでリードを守った。
総括・感想
難しい状況から甲斐拓也が決めた。
今季の目標に打撃力向上を挙げ頑張っていたが、中々結果には繋がらなかった。
それでも好投手相手にチームが打ちあぐねているときは、バントの構えをしてみてみたり、人一倍何とかしようという気持ちが滲み出ていた。
いつも大きな活躍をする選手ではないが、何とかしようという気持ちが実を結び後を打つ福田に勇気を繋いだ。