復活の和田毅5回2失点堂々のマウンド

6月4日ヤフオクドーム、セ・パ交流戦対中日戦2回戦ハイライト・感想
スコア
中 日 │010│100│000│2
ソフトバンク│020│001│02x│5
出場成績
1⃣ 釜元豪(中)4打数0安打
2⃣ 今宮健太(遊)3打数0安打1四球
3⃣ グラシアル(左)4打数1安打(1本塁打)2打点
二 高田知季
4⃣ デスパイネ(指)3打数1安打(1本塁打)1打点1四球
5⃣ 松田宣浩(三)4打数1安打(1本塁打)1打点
6⃣ 中村晃(右)4打数1安打
右 福田秀平
7⃣ 内川聖一(一)4打数1安打(1本塁打)1打点
8⃣ 甲斐拓也(捕)3打数0安打
捕 高谷祐亮 1打数0安打
9⃣ 川瀬晃(二)2打数1安打1打点
打左 真砂勇介
投手起用
先発 和田毅5回被安打7、被本塁打1、奪三振1、与四死球1、失点2、自責点2、
【勝】推野新 1回無失点
【H】武田翔太 1回無失点
【H】モイネロ1回無失点
【S】森唯斗1回無失点
和田毅581日ぶりの先発マウンド
「ただいま・・・・。」
581日ぶりの自分の職場に和田はそっと手を置いた。
やっとここに帰ってきた、帰って来れた。
長いリハビリだった。野球選手にとってリハビリは仕事ではなく、
試合で投げてナンボ。責任感の強い和田毅はきっとそう考えているに違いない。(想像)
そんな和田毅にとって試合で投げたくても投げられない期間は大変つらかっただろう。
リハビリは毎日続けて毎日変化があるわけではなく、モチベーションを保ち続ける事が大変難しい。
新垣渚や杉内俊哉共に戦った同級生はとうに引退している。
さらに攝津正などの後輩も戦力外となった、引退も脳裏をよぎっただろう
それでも和田毅はリハビリを続け1軍のマウンドに帰ってきた。とてつもなく強い意志の力を感じる。


試合を作るということ
初回は3者凡退で立ち上がった。上々だ。
しかし2回表高橋、ビシエドに連打を浴びる。ストレートだ。さらに阿部に犠飛で失点。これもストレートだった。
その後の松井佑介にはチェンジアップをヒットにされてしまった。1イニングでこれだけ打たれるとずっと打たれているように見えてしまう。早くもK.O.か和田はもう無理なのか。そう思えるほどの内容だったが、
その裏に松田、内川の本塁打で逆転すると続く3回表は3者凡退。攻撃の良い流れを受けそれを次の攻撃に繋げる理想的な形だ。
それでも4回表にはビシエドに同点ソロアーチを許してしまう。更にその後の京田にもフェンス直撃のツーベース。その後の松井に四球。再び嗚呼・・・和田はもうだめかと思わせたが、この回はソロホームランの1点で締めたし、5回表も打たれはしたが無失点で終え、和田はこの回同点で降板。
総括・感想
和田毅は復活登板白星は飾れなかったが、先発として十分やれることを示した。
今後の登板は明日以降の肩の調子を見てというところだろうか。
ちなみに桑田真澄は復活した年に10勝を挙げている。
投球回が短ければ勝ち負けつかずという登板も多くなると思われるが、それでも武田が先発を外れ東浜が故障で離脱したチームに試合を作れる投手が復帰したということは大きいだろう。
勝ち投手は二番手の推野新。最近推野は安定感が増している。プロ初勝利を手にしたことで更に自信をもってくれるだろう。今後が益々楽しみだ。